リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権
report
■リコー杯2001決勝戦
海峰文教基金に碁盤贈呈
優勝ペアの謝辞では、依田名人は「初めて来た台湾で優勝できてうれしい。とくに楠先生に喜んでもらえて」と水を向けると、楠七段は「実はペア碁を35年前に一度だけ経験したことがあるんです。ちょうど林(海峰)先生が初めて名人になったとき、お祝いの会で……」。因縁浅からぬエピソードも披露して、二人とも満面に笑みをたたえていた。

惜しくも優勝はならなかったが、林九段は「もともと大沢さんが頑張ってくれたおかげで決勝に来られたので、準優勝でもとてもうれしいです」、大沢二段も「台湾に連れてきていただいた林先生やみなさんに感謝しています」と喜びを語った。 優勝ペアには賞金500万円の目録が贈られた。このうち100万円は日本国内の小中高校(希望校)に囲碁用品を寄贈する普及事業に充てられる。また、台湾での決勝戦開催にあたって、地元での受け入れに力を尽くした海峰文教基金会に、日本ペア囲碁協会から囲碁セット50組の目録が贈られた。

「次の一手」リコー杯2001オリジナル賞品授与
「次の一手」リコー杯2001オリジナル賞品授与 「次の一手」海峰文教基金会オリジナルマグカップの抽選 林会長