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本命は前回優勝ペア、対抗は? 大会の展望は例年だと大竹英雄九段の役目だった。今回は残念ながら欠席で、石田九段はピンチヒッター。いきなりの指名で困った様子だったが、実際、ペア囲碁の予想は難しいようだ。 |
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そこで、各ペアが勝ち進むための条件というニュアンスの変則的な予想に。たとえば、小西和子六段・小林覚九段ペアについて「小西さんは以前に橋本昌二先生をリードして優勝してますね。覚君しだいで優勝候補」、あるいは佃亜紀子四段・王立誠棋聖ペアについて「佃さんはいま非常にいい成績。立誠君はだれが相棒でも器用に合わせられるから、かなり有力」という具合。そのなかで、あえて優勝候補は「前回優勝の吉田美香七段・東野弘昭九段ペアがやはり本命でしょう」と言う。 今回は「これは」というペアが見つからないだけに、意外なペアが出てきそうだ。 |
それぞれの決意を胸に 組み合わせが決まった各棋士は、それぞれの決意を胸に秘める。少し声をひろってみよう。 |
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大沢奈留美二段「変な手を打っても温かく見守っていただけそうなので安心です。来年出られるかどうか分からないので、精一杯がんばります」 |
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加藤正夫九段「ペア戦もだいぶ慣れてきました。しかも今回は有利な条件ですから、いまから準決勝、決勝をどう戦うか考えてます。ライバルは前回優勝ペア。早碁はベテランの成績がいいんです。だから、うちのペアが優勝候補ナンバーワンでしょう」 |
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1、2回戦は12月2日(土)正午から、東京・江東区のTFTホールで幕が開ける。 | |
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(取材:横内 猛) |