リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権
report
梅沢―石田ペアは、お互いに牽制球。
梅沢「先生、私は誉められると伸びるタイプなんで、どうぞあんまりけなさないで下さい」
石田「まずはベストドレッサー賞を目指そう。対局前に衣装打ち合わせの連絡するから」
加藤啓子―張ペアはほのぼのムード。
加藤「昔から知ってる人ですから安心。棋風は似てないけれど、たくさん練習して望めると思うので、そこが頼みです」
「普段から仲の良い人なのでよかった」
矢代―中野泰宏ペアは、すぐさま携帯の番号を交換し合う前向きさ。
矢代「今までずっと、年上の先生ばかりでしたけれど、今度は年下なので気持ちが楽です」。
中野「この大会は初めてなのでとても楽しみ。矢代さんとなら緊張しないかも」。
また、小林千寿五段と組むことになった羽根天元は、「姉さん女房は慣れてますんで、大丈夫だと思います」と、頼もしい(?)言葉で締めくくった。
最後に石田芳夫九段による予想をご紹介しよう。
「一番心配なのは小林泉美―武宮ペアです。石が上に行くのと、下に行くのとでバラバラになってしまいそう。優勝候補はやっぱり昨年の覇者、祷―趙治勲ペアと青木―趙善津ペア、そして中澤―山下ペアかな」とのこと。
果たして皆さんの予想は?
注目の第一回戦は12月7日に恵比寿ザ・ガーデンホールで行われる。

取材・構成:囲碁観戦記者 石井妙子