さて、大会最後にはベストドレッサー賞の発表もあった。これは会場を訪れたファンによって選ばれる。

投票の結果、第３位が小林千寿・羽根ペア、第２位が梅沢・石田ペア、そして１位は、吉田・小林光一ペアだった。

吉田 「今年は相手が小林先生ですから、泉美ちゃんにヤキモチを焼かれたら、と心配したんですが（笑）。服を新調したかいがありました」 小林光一 「吉田さんが素敵なのはわかっていましたから、なんとか足を引っ張らないようにとは思ったんですが、でも、僕がベストドレッサー賞とは…。いや、嬉しいです」

なお、当日の全対局はインターネット囲碁サロン「パンダネット」でライブ中継され、会場では全棋譜が株式会社リコーの協力により、リコーの再生紙を用い、リコーイマジオネオでコピーされ自由に持ち帰れるようにサービスされた。

リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権２００３準々決勝戦と準決勝戦は12月14日(土)東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて行われる。

取材・構成:囲碁観戦記者 石井妙子