リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権2005
report

開催に先立ち、まず、本大会主催者、財団法人日本ペア囲碁協会会長の吉國一郎氏の挨拶。

吉國:
「はじめは受け容れていただけないのではないかと心配したプロペア碁も、興味を示していただき11回目を迎えることになりました。トップ棋士32名が揃うのはまさに精悍。これまで全くなかった光景で画期的なことと、主催者として改めて嬉しく、また関係者の皆様に感謝しています。お集まりいただいたファンの皆様にも『そういう手があったのか!』と楽しんでいただき、棋力向上につながりますように」
開会式 吉國会長
中国棋院 陳祖徳主席
続いて、本大会の決勝戦を北京で開催する関係で、リコー杯2005決勝戦の特別協力をしていただいている、中国棋院の陳祖徳主席のご挨拶。

陳:
「ご招待いただき、感謝しております。中国棋院を代表してお祝い申し上げます。中国でもペア碁は盛んで、皆喜んでペア碁を打っています。普段は一人きりの厳しい戦いですが、ペア碁は私欲だけではなく思いやりも必要。勝負だけではなく、ファンの皆様に興味を与え、面白さを与えることも大事なことで、私はその意味でもこのペア碁には可能性を感じております。そして、この大会が成功することを確信しております。今年は北京で決勝戦を行うことになって、中国のファンにも喜んでもらえると感謝しています。北京での決勝戦を楽しみにお待ちしております」

開会式来賓の方々
審判長 大竹英雄 名誉碁聖

それから、本大会のスポンサーで実行委員長の浜田広株式会社リコー最高顧問、財団法人日本ペア囲碁協会の滝裕子理事、同じく倉沢仁評議員が紹介され、今年から審判長をつとめる大竹英雄名誉碁聖の開始宣言。

大竹名誉碁聖の「棋士の真心こめた一手を汲み取り、今日は少なくとも32目強くなってお帰りください」の言葉には会場がどっと沸いた。