では、決勝進出の二組のペアの、それぞれ抱負を、最後にお伝えしよう。
青木「今日は二局とも、いつ投げてもいいような碁で、どうして勝てたのか不思議です」
三村「本当に苦しい碁で、一人で打っていたら暴走して負けていたはず。二人だったので、辛抱して勝つことができました」
青木「ここまで、足を引っ張りっぱなしで…でも、せっかくここまできたので、決勝戦は、楽しんで打ちたいです」
三村「青木さんとは棋風が似ていて、何を考えているかわかるので打ちやすいです。ここまで負けなしできて、決勝戦で負けたのではつらいですから。やはり、優勝を目指します」
加藤「先週は(地を)稼ぎすぎて苦しい碁になってしまったので、今日は厚く打って戦おうと、立誠先生から対局前に言われて…まさかここまで勝ちあがれるとは思っていませんでした!」
王「決勝にいけたのは初めて。(本当に嬉しそうに)嬉しいです。加藤さんとはすごく棋風が合い、負ける気がしないです。(場内大笑い) ここまできたら優勝したいです」
加藤「決勝は…青木さんは私よりだいぶ強いので…楽しく打てたら、と思います」
王「(加藤に)そうそう、楽しく打ちましょう」
決勝戦は、来年1月23日、中国北京市で行われる。 中国のファンも見守る中、熱い戦いが待ち遠しい。