Pair Go RICOH CUP 2009 〜リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2009〜
大会レポート Tournament Report


では、勝者インタビューからそれぞれの意気込みをお伝えして、今回のレポートをしめくくることにしよう。インタビューの聞き手は、矢代久美子五段が担当した。
矢代「今、一番嬉しいときだと思いますが?」
謝「今日は2局とも、かなり難しい碁でした。でも、井山先生のおかげで勝てました」
矢代「昨年とはずいぶん違ったコメントですね(注:昨年謝は、河野臨九段とペアを組んで敗れたおり、河野九段をそれとなく批判したコメントをして会場を沸かせたことがある)
謝「・・・事実なので」(場内笑)
井山「決勝までこれて嬉しいです。どの碁も難しかったのですが、先週の1局目に、張栩さんのペアと当たり、名人戦のリベンジができたのが一番嬉しい。(場内から拍手)謝さんのおかげです」

加藤(啓)「先週は全然息が合ってなくて(笑)」
羽根「そうでしたね(笑)」
加藤(啓)「でも、今日は息が合ました」
羽根「形勢が悪いときも、息が合ったまま悪くなっていきました」(場内笑)
加藤(啓)「羽根先生からいろいろ吸収したかったので、何局も打てること・・・決勝をもう一局打てることが嬉しいです」
羽根「この大会には10年ぐらい参加させていただいていますが、初めて決勝までこれました。(場内拍手)」

矢代「決勝戦に向けての豊富をお願いします」
羽根「そちらが勝つのでは当たり前すぎるので、番狂わせを狙います!」
加藤(啓)「若い二人が相手ですが、こちらはベテランの味で」
羽根「いや、僕はベテランかもしれないけど(笑)、加藤さんはまだまだ若手でしょう?」
加藤「では、中堅の味で(笑)、がんばります!」
井山「僕は他の手合いはすべて負けてしまったので、当分の目標は、この大会の優勝です」
謝「じゃあ、そういうことで」(場内笑)
井山「打ちたい手を打っているだけ。そのスタイルでいけば結果はついてくると思います」
決勝戦は、年を越し、1月31日(土)に行われる。史上最年少の若きペアの優勝なるか。中堅(?)ペアがこれを阻止するのか。熱い戦いを期待しよう。

ライター:高見亮子


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