|
特別協賛:JR東日本・日立製作所・日本航空
|
本戦・荒木杯ハンデ戦 レポート |
2007年11月11日(日) 本戦第2回戦以降、ハンデ戦 November 11th (Sunday) 2nd game, Handicap games
|
〜 開会式 〜 |
2日目は、ハンデ戦(荒木杯)と合同で開会式が行われた。選手宣誓は二組、日本の武久喜代美、梶原二郎ペアと、タイのリムソムブンチャイ・ブッパー、ラッタナセユット・ショラテットのペアが、それぞれ母国語で宣誓の声をそろえた。 |
ハンデ戦受付
ハンデ戦受付
来賓席
大会開始宣言 滝 裕子 日本ペア碁協会理事
審判長 ご挨拶と競技説明 石田芳夫九段
審判長石田芳夫九段と小川誠子六段、審判団マイケル・レドモンド九段と審判
選手宣誓 武久 喜代美、梶原 二郎(九州・沖縄ブロック代表)
選手宣誓 ブッパー リムソムブンチャイ・シェラテット ラッタナセユット(タイ代表)
|
〜 本戦2回戦〜5回戦 〜 |
本戦は、前日の1回戦に続いて、2〜5回戦を行った。上位を狙うペアは、組み合わせも気になるところ。勝ち組同士が当たるから、だんだん相手がきつくなる。しかし、一つ負けても入賞の可能性はあり、最後まで熱戦が繰り広げられた。ペア碁のいいところは、勝てば互いを称えあって盛り上がるし、負けても慰めあってショックも半減する。次は頑張ろうと切り替えも早い。たとえ成績が良くなくても、相手ペアとの交流は楽しいものだ。
2回戦、3回戦と進むと、連勝ペアが限られてくる。連勝して上位が狙える位置に来ると、勝ちにこだわりたくなるものだ。中国の陳、劉ペアは3回戦の終局間際のダメ詰めのときに、相手が着手の順番を間違えてしまった。どうしたらいいのか分からなくて手を止めたが、劉さんが、「形勢は差が開いています。あなた方の勝ちです」と投了して、ペア碁らしいきれいな収め方をした。
4回戦では、その中国ペアが中華台北の葉舒、陳賢旭ペアに敗れて2敗目を喫して12位の成績だった。中華台北ペアは緒戦で小田彩子、永代和盛ペアに敗れたものの、その後4連勝で5位に入っている。
3連勝の4組が激突して、馬場、斉藤ペアが高山、佐藤ペアを、激戦の末に破って、負けなしで最終戦へ。もう一つの全勝対決は、韓国の金、姜ペアが関根礼子、白川雄一郎ペア(9位)を下した。 |
本戦及びAブロック会場
|
〜決勝戦 〜 |
最終戦の注目の的は、もちろん4連勝組の馬場、斉藤ペアと韓国の金、姜ペアの対決である。この対局だけ別室で行われ、ネット中継された。中盤から韓国ペアの息が合って局面をリード、後半は危なげなく逃げ切った。全勝の韓国ペアが優勝、馬場、斉藤ペアは対戦相手の成績も加味されるルールのため3位になった。2位には、同じく4勝1敗の小田、永代ペアが入った。 |
優勝決定戦進出 韓国ペア
優勝決定戦進出 関東甲信越地区代表ペア
優勝決定戦
両者一歩も引かない
|
〜 ハンデ戦(荒木杯) 〜 |
この日はハンデ戦(荒木杯)も開催され、A〜Cブロック4回戦が行われた。
正装でお洒落したペアが多数参加して、華やかな大会だった。ベストドレッサー賞を狙って、みな工夫を凝らしている。子どものドレス姿も多かった。休憩時間には、あちこちで記念撮影の輪が広がって、ペア碁らしい和気あいあいの雰囲気である。 |
Bブロック会場
Cブロック会場
ジュニア・親子初心者ブロック会場
会場風景
子供ペアも会場のあちこちに
パンダネット体験コーナー
|
〜 解説会 〜 |
決勝戦は、石田芳夫九段と小川誠子六段による大盤解説会が行われ、こちらも好評だった。「相手を信用することが大切」と言っていた石田九段だったが、プロペア戦の体験では、女流プロがふつうの定石を間違えて、ケロッとしていたと、エピソードを披露。小川六段に、「先生はそういうときに、女流をにらむでしょう。怖いんですから」と言われて、「小川先生のことをにらんだりしませんよ。いや、気をつけます」と石田九段の形勢が悪そうだった。
決勝の碁は、中盤から韓国ペアが優勢を築いて、そのまま押し切った。石田九段によると、「4回戦では危ないところもあったので、この決勝では日本ペアにチャンスがあると思ったのですが」ということだったが、やはり韓国勢はペア碁でも強いということだろう。お見事でした。
もう一つ、マイケル・レドモンド九段と重野由紀二段による、英語の決勝解説会も行われ、外国の選手たちが多数集まっていた。 |
本戦優勝決定戦大盤英語解説会マイケル・レドモンド九段
本戦優勝決定戦大盤解説会 石田芳夫九段、小川誠子六段
解説会場は超満員
|
〜 表彰式とパーティ 〜 |
本戦と、ハンデ戦の上位3位までが表彰された。
国際アマチュア・ペア碁選手権の優勝は韓国の金、姜ペア。2位の小田、永代ペアが日本代表の最上位として、日本アマチュア・ペア碁選手権として表彰された。3位は、馬場、斉藤ペアだった。
このあと、ベストドレッサー賞、お楽しみ抽選会で盛り上がり、宴は参加者の交流の場として、いつまでも熱気が覚めやらぬ様子だった。 |
本戦プレゼンテーター
表彰式開始
本戦優勝ペアに賞状 松田 昌士 日本ペア碁協会会長
本戦優勝ペアに盾 松田 昌士 日本ペア碁協会会長
内閣総理大臣賞授与 小暮 和之 JR東日本常務取締役
外務大臣賞授与 岩ア 雄一 日本ペア碁協会専務理事
国内ペア第1位にJAP−GO杯授与 岩間 英太郎 日本ペア碁協会 理事長
ハンデ戦表彰プレゼンテーター
Aブロック優勝ペアに賞状 伊藤 直彦 JR貨物代表取締役会長
Aブロック優勝ペアに文部科学大臣賞授与 矢ア 新二 日本ペア碁協会副会長
Bブロック優勝ペアに賞状 久保田 穣 ジェイアール東日本企画常務取締役
Cブロック優勝ペアに賞状 早坂 玲 ジェイアール東日本企画JR局次長
ハンデ戦碁石当てクイズ マイケル・レドモンド九段
ハンデ戦碁石当てクイズ マイケル・レドモンド九段 |
|
|