本戦1回戦が終わると、プロ棋士や日本の愛好家を交えて、親善対局が行われた。プロ棋士が一人ひとり紹介されてあいさつしたが、前期のプロペア碁で優勝した山田規三生九段は、「優勝しましたけど、ペア碁のコツは分かっていません。今日は勉強しようと思います」と言って笑わせていた。プロと組んだ人も、相手ペアで戦った人も、滅多にできない経験にうれしそうだった。
民族衣装を用意しているペアも多くて、華やかなムードである。親善対局とあって、どんどん手が進んで早く終わる組もある。そうすると、ペアを入れ替えて2局目を楽しむ光景も見られた。ペア碁の楽しみ方の一つである。小さなグループでペア碁大会を開くときには、どんどんペアを組み替えていくのもいいかもしれない。幹事さんは大変だが。 |