さて、会場の選手たちに戦い終えた感想を・・・
チェコのオンドレ・シュルトさんは日本で院生経験もあり、その当時は小林覚九段の研究会にも通っていた。「終わってみれば、18位でした」とシュルトさん。「楽しかった。それが一番。いろいろな人と会えて嬉しかった。碁の内容は、ペア碁なので、仕方ないです」
すると、覚研究会で一緒に勉強していた高梨聖健八段が「もっといいことを言わなきゃ」と突っ込みを入れる。シュルトさんは「日本語を忘れてしまったよ」と笑っていた。
中国地方出身の堀本範子さんは「出場できる歳になってから5年間ずっと楽しみにしていたのですが、なかなか本戦まで勝ち上がれませんでした。ようやく参加できて、実際に楽しくて、貴重な体験ができました」と興奮ながら。すると、こんどは、隣の堀本満成二段が「普通だ」と突っ込みを入れる。徳子さんは「だって、本当のことしか言ってない。本当に楽しかったんだもん!」
ドイツのベンジャミン・トイベールさんは「二回目なので、どんなことが起こるか、もう初めてのときのように驚きはしませんでした。でもハイスタンダードなイベントで、今年も楽しみました!」
やがて、お開きの時間となった、司会の稲葉さんの言葉とともに、このレポートもとじることとする。
「さらに充実し、ますます多くの方に参加いただけるよう、より良い大会になるよう、スタッフ一同努力してまいります。皆様におかれましても、ペア碁の普及にご尽力たまわりますよう、よろしくお願いいたします。再び皆様にお会いできることを願いながら、第20回国際アマチュア・ペア選手権大会を終了させていただきます。また、来年お会いしましょう!」
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