「20周年記念ペア碁大賞」エッセイ【ペア碁の思い出】
ミランティ・アルンディナ (インドネシア)
私にはペア碁大会の忘れられない思い出があります。インドネシアでの予選大会はインターネットで大会が行われました。こちらの接続はとても遅かったので、友人と私は接続されるのをじっと待っていました。その時は、夜中で翌日には試験が控えていました。とても時間がかかった為、私達は翌日に試合を続けました。幸運な事に私とパートナーは0,5ポイントで勝ちました。
日本に行った時、私は中学3年生だった。それは、私にとって中学での最後の学年だった。私は最後の試験と高校入試の勉強を真剣にしなければいけませんが、ペア碁大会があったため、日本に行き、1週間ほど勉強できませんでした。3年生にとって1週間はとても長く、多くの試験勉強ができます。おかげで、3年の1学期の試験が不合格でした。
日本でのペア碁大会は私にとって初めての大会でした。それは夢のようでした。真剣に碁を勉強し始めてたったの2年で世界大会に出場。参加はとても嬉しいことでした。実は、最初はペア碁の意味すら分からなかったのです。しかし、友達と一緒にやるうちに「ペア碁ってとてもエクサイティング」と思い、そして今でもそう思っています。ペア碁では、ペアになる人の気持ちが理解できます。お互いを理解させてくれるのです。碁を打ってる時だけでなく、普段の生活でも。
日本でのペア碁は私にとっての世界大会の第一歩のようでした。参加した時にたくさんの経験ができました。日本での大会から数カ月後、ジャカルタの日本文化センターによる大会で優勝。その後もたくさんの国際大会に出場することができました。
長い間、ペア碁大会に出場していませんが、一番最初のペア碁大会を忘れる事はできません。日本でのペア碁大会のおかげで私は色々な国の人々に出会えたのですから。
日本でのペア碁大会は最高の思い出をくれました。なぜならば、それが私の人生にとって初めの一歩だったのだから。