■リコー杯2001決勝戦 |
「子どもが主役」台湾囲碁事情 |
台湾といえば財界のリーダーである応昌期氏が囲碁普及に情熱をかけ、応氏杯の創設や欧米への普及支援が知られている。その応氏が亡くなったいま、囲碁熱は想像以上の高まりを見せていた。リコー杯決勝と並んで14日、台北市の体育館で小学生大会が開かれていた。参加者はなんと1400人。付き添いの両親が観客席に陣取り、すさまじい熱気を発していた。 |
|
|
||
年1回開かれるこの大会。「別に驚くことはなにもありませんよ。小学生で碁を打つ子は6万人もいるんですから」と王銘エン本因坊は話していた。地元関係者によると、最近は囲碁大会に40歳以上の人が参加しなくなっているそうだ。どの大会も子どもが優勝をさらってしまうからだという。そこで「50歳以上」の年齢制限があるシニア大会がつくられて、これが人気だそうだ。台湾囲碁界はいま、子どもを中心に回り始めているのだ。 |