■リコー杯決勝戦 |
依田名人ふたたび和服で登場 |
小学生大会が同じ日に開かれていたわけだが、もし日程がずれていたら、リコー杯の会場はどうなっていたか……。それは別にして決勝戦の当日。吉国一郎・日本ペア囲碁協会会長のあいさつにつづき、呉清源審判長が壇上に立つと、会場は妙な緊張感に包まれた。伝説の棋士を目の前にして、地元ファンは呉大国手の姿を注視していた。中国語のあいさつが終わると、割れんばかりの拍手が響く。これは過去の業績に対してではなく、今なお21世紀の碁を探究しつづける姿に対する敬意の表れではなかったか。 |
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さて、この日は依田名人が和服で登場した。一回戦からすべて和服で通すところは、いかにも依田名人らしい。 |
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呉審判長の開始の合図は中国語。それを日本語に、あるいは日本語を中国語に通訳しながらの司会は、林九段のお嬢さんである芳美さんに白羽の矢が立った。「私、中国語が話せなかったので、初めはお断りしたんです」という芳美さんは、急ぎ北京に飛び、一心不乱に習得に励んだという(現在も留学中)。その甲斐あってか、芳美さんの司会ぶりを呉氏が絶賛していた。 |
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