■リコー杯2001決勝戦 |
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上辺から中央に巨大な白模様が出現した。たまらず黒33と右辺から中央に頭を出し、白34と下辺に打ち込む。ここから難しい戦いになだれ込んだ。途中、右辺白68とはね出したときが勝負所だった。実戦は黒69と下がりで応じたが、「あれで(一路下の89に)コスまれたら難しかったと思いますよ。実戦だと黒取られですよね。ホッとしました」と依田名人は振り返っていた。 |
実際、勝負の流れはここで決まってしまったようだ。黒は中央を目いっぱい地にまとめあげたが届かなかった。 |
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ところで、解説の王本因坊も大役を終えてホッと一息ついた。「いやあ難しいもんですよね。だいたい台湾の人がどれだけペア碁のことを知ってるか分からないから、ペア碁の話もしたんですけど。お客さんの反応? 全然覚えてません。ボクも必死でしたから。だって日本語で話すほうが楽なんですから。アハハハ」 |