■リコー杯 1・2回戦 |
虎視眈々の最年長ペア |
今大会は、ペアの合計年齢が高いと1勝1敗でも準々決勝に進める可能性が高くなる。ということは、ベテラン同士のペアは、それだけで気が楽になる。 |
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1回戦がはじまる前から悠然と構えていたのは加藤正夫九段。大ベテランの杉内寿子八段とのペアで、1勝すれば準々決勝進出が確定する。 | ||
もっとも、加藤九段によると、「ベテランは早碁に強い」。1敗してもいいという気楽さはあったかもしれないが、堂々の2連勝を飾ったのは、やはりベテラン同士の強みかもしれない。 |
しかも1回戦は「唯一の優勝候補」と言われた吉田美香・東野弘昭ペアを下しての2連勝。2局とも切ったはったの戦いではなく、じりじりと抜き去る落ち着きぶりは、かえって特徴的だった。 |
「動の泉美・治勲ペア」と「静の杉内・加藤ペア」。この2組は準々決勝以降も要注目の存在といえるだろう。 |
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