リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権
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司会進行は元NHKアナウンサー
の後藤美代子さん。
吉國一郎大会会長の「面白い組み合わせになりました。きっと熱戦が期待できると思います」という挨拶に続き、審判長の呉清源九段が壇上に立ち、「何事も時期が悪いとうまくいかないものですが、21世紀を迎え、男女が交互に打つペア碁は益々、世界中で発展していくことでしょう」と述べた。
記録係は昨年入段した潘坤ト初段と、この春プロデビューが決まった中島美絵子新初段の二人。
決勝戦は舞台の上に対局場が据えられ、また同じく壇上に解説盤も用意されるスタイル。会場のファンは壇上の対局者と解説盤の両方を同時に見られるというわけだ。その分、解説者は何かと気を使わなくてはならず骨が折れるが、今回、その任にあたったのは大竹英雄名誉碁聖、聞き手は小川誠子六段だった。
大竹「今日は相当おもしろい碁になると思いますよ。小林さんと趙さんは同門のライバルでお互い手の内を知ったもの同士。また、趙さんのペアである祷さんは小林さんの弟子。そんな人間関係もおもしろいですね」
小川「私も祷・趙ペアと対戦したんですが、迫力がすごくて勝負の気迫を感じました。今日も大変な熱戦になると思います」 二人の予想を機にいよいよ、決勝戦が開始された。