山下棋聖が誕生し、夏には張栩九段が本因坊に―――。 | |||||||||
囲碁界に新旧交代の激震が走った2003年も、残すところわずかである。一年を締めくくるのは、トッププロ男女各16人が出場するリコー杯プロ棋士ペア碁選手権2004。 | |||||||||
12月6日、東京・目黒区「恵比寿ザ・ガーデンプレイス」にて行われた1・2回戦の模様をお伝えしよう。 | |||||||||
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晴天に恵まれた12月6日、開場となった「恵比寿ザ・ガーデンホール」の入り口に は、早くから入場を待つファンの長い列が出来ていた。 | |||
トップ棋士が一堂に会するとあってファンにとっては見逃せない大会である。 | |||
また、熱戦をごく間近から見られ棋士と交遊できるのも本棋戦ならではの特徴、これも人気の理由に挙げられよう。 | |||
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対局開始前の控え室も一種独特の昂揚感に包まれていた。 | |||
これだけの棋士が顔を揃える機会はまずない。ファンにとってだけでなく、棋士にとってもめずらしい光景なのだ。 | |||
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「日本棋院の新年会でも、これだけいっぺんに集まることはないね」と、ある棋 士が感慨深く室内を見回していた。 |
いつもは一対一の孤独な勝負を強いられているプロ棋士たちだが、この日ばかりは味 方を得ての戦い。 | |||
しかしながら息が合わなければ、パートナーが最大の敵になってし まうこともある。試合開始前の控え室ではペア同士で挨拶をかわしたり、作戦を練っ たりと忙しい。 | |||
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励ましあったり、ちょっと照れた様子だったり。やがて控え室に華やかな余韻を残して開会式を迎えることになった。 | |||
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