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試合は前回と同じく一手三十秒の秒読みで考慮時間が各10分のNHK方式。コミは6目半。手順を間違えると、一回につき3目のペナルティとなる。
また、本大会は世界最大級のインターネット囲碁サロン「パンダネット」にて日本国内はもとより世界100ヶ国以上にむけてライブ中継された。
さらに棋譜は大会スポンサーである株式会社リコーの協力により、リコーの再生紙を用いてリコーイマジオネオでコピーされ、1回戦からの全対局を観戦者が持ち帰れるという配慮もあった。
青木八段・大竹名誉碁聖ペア
岡田女流最強位・張本因坊ペア
矢代五段・柳九段ペア
佃四段・林名誉天元ペア
大澤女流鶴聖・結城九段ペア
祷五段・二十五世本因坊治勲ペア
小林女流名人・女流本因坊・山下棋聖ペア
加藤五段・趙九段ペア
さて、次第に対局が煮詰まってきた。不思議なほど、どの対局も熱戦だ。前回のように途中の一手ミスにより、あえなく早々に終わってしまうような対局は一つも見られなかった。
矢代五段・柳九段ペア vs 佃四段・林名誉天元ペア
準々決勝戦の結果は以下のとおり。
勝者ペア   敗者ペア
小林泉美・山下敬吾ペア VS 加藤朋子・趙善津ペア
岡田結美子・張栩ペア VS 青木喜久代・大竹英雄ペア
祷陽子・二十五世本因坊治勲ペア VS 大澤奈留美・結城聡ペア
矢代久美子・柳時熏ペア VS 佃亜紀子・林海峰ペア
最初に終わったのは、矢代・柳ペア―佃・林ペア。
対局後笑みを浮かべる
矢代五段・柳九段ペア
今回も矢代さんの思い切りの良さに僕はついていっただけ。僕だととても怖くて打てないような手を打ってくれるんだよね。矢代さんがそう打ったんだから、いくしかないかな、という感じで打てばいいから楽なんだ」
対局を振り返る
佃四段・林名誉天元ペア