さて、対局会場では、8局を自由に観戦できる。棋士たちが対局している盤を直接観戦することもできるし、対局中の棋士たちの表情を間近に見ながら近くのモニター画面での観戦も可能。また、記録係が入力しているパソコン画面を裏側に回って観戦、という「裏技」もある。気になる碁を次々観戦して回るファンもいれば、ヒイキの棋士の碁にはりついて動かないファンも。それからもちろん、大盤解説会場で、80インチの大モニターによる解説会に聞き入るファンも。楽しみ方はそれぞれだが、ともかく、トッププロの碁を一度に何局も、しかも肌で感じることのできる至近距離で観戦できるのは、この大会以外にはあり得ないこと。子供たちから年配者まで、皆、目を輝かせて会場内を行き来している。 |