|
残る一勝一敗ペアが9路盤対局で準々決勝進出をかける。
控室では、結城九段、山田八段ら関西勢は余裕の表情。関西では毎年9路盤大会が催されているため、実戦経験が豊か。それゆえ、絶大な自信を持っているようだ。 |
小さな9路盤一面を15名以上の棋士が取り囲んで研究会が始まった。が、中心になって熱心に石を並べているのは依田碁聖や林名誉天元、9路盤対局をしない棋士たちなのが面白い。「関係ない人たちじゃない!」と冷やかしていた小林覚九段も、「二つに石が分かれた場合、二つとも生きられると勝ち目がないらしい」という声に、「へー、そうなの?」と、いつの間にか研究の輪に加わっていた。 |
激しい9路盤対決を制したのは梅沢・張ペア、小山・王(立)ペア、小西・結城ペア、加藤・山田ペア。そして、惜しくも敗れた4ペアが、榊原・高尾ペア、大澤・王(銘)ペア、知念・今村ペア、青木・三村ペア。 |
|
|