Pair Go RICOH CUP 2006 〜リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2006〜
大会レポート Tournament Report

大盤解説は、マイケル・レドモンド九段。聞き手は大会初日と同様、佃亜紀子四段だ。
会場には、一回戦・二回戦、準々決勝をかけた9路盤対局の全棋譜が、リコーのデジタル複合機イマジオネオでコピーされ、自由に持ち帰れるようになっている。これらの棋譜をよくよく見ると、女性棋士が売った手(の数字)の下にはラインが引いてあり(!)、誰が打った手か一目瞭然というすぐれもの。この日配布の棋譜から導入されたこの「アンダーライン」は、本大会の実行委員長でもあるリコー最高顧問・浜田広氏の発案によるものだそうだ。 また、過去の大会の全ての棋譜がプリントできるコーナーもあり、熱心なファンをひきつけていた。



さて、対局会場では、観客たちが四局をそれぞれに囲んで観戦。
梅沢由香里五段・趙十段ペアと、小林泉美六段・山下天元ペアの一局。人気もさることながら、この対局は、たちまち目が離せない展開になった。梅沢・趙ペアの大石が、一回戦同様、仕留められてしまったのだ。
レドモンド九段
「趙先生は、ペア碁でよく攻め合いになりますね。しかも、大型の。そうして、その大型の石が死ぬことが多いのですよ」
佃四段
「梅沢さんは、趙先生とペアを組むのは初めてですから…驚いてらっしゃるでしょうね」

大盤解説会場が、レドモンド九段のいつもながらの巧みなトークで笑いに包まれているうちに、山下天元に失着があったもよう。大逆転となって、ますます目が離せない展開となった。


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