Pair Go RICOH CUP 2006 〜リコー杯プロ棋士ペア碁選手権2006〜
大会レポート Tournament Report


少しの表彰休憩を挟んで式。
吉国一郎名誉会長から、優勝した鈴木歩三段・張栩名人・王座ペアに優勝の賞状・賞杯と賞金500万円の目録が贈られた。続いて準優勝の小林泉美女流最強位・山下敬吾九段ペアに準優勝の賞状・賞杯と賞金100万円の目録が贈られる。


対局者が席に戻り、大竹英雄審判長から大会の講評。
大竹「1・2回戦と私はこの会場に来ましたが、今日は(決勝戦なので)棋士の数も少ない。どうなるかな?と心配していましたが、多数の方が来てくださいました。本当にありがとうございます」とファンに謝辞を述べた。
そして「3月の末には(張栩・小林泉美夫妻の)元気な赤ちゃんを見ることができます。その子がどんな棋士に育つのか楽しみです(笑)」と皆を笑わせ、最後に「これからも囲碁会をよろしくお願いします」と客席に一礼した。


これで表彰式も終わり。優勝ペアだけが壇上に残り、最後のイベントとして優勝ペア予想の抽選会が行われた。有効応募総数は515通、正解は212人。
その212人の中から、抽選で10名の方に張名人・王座と鈴木三段から、リコーの懐中時計が手渡された。


やがて抽選も終わり、優勝ペアが拍手で送られて退場… のはずだったのだが、閉会後も張栩名人と鈴木歩三段はファンとの記念に撮影に応じ、舞台が片付けられ、撤収の準備が行われる中、最後まで差し出された色紙にサインを書いていた。

鈴木歩三段、張栩名人・王座 おめでとうございます。



◆◇◆◇◆
[ おまけ ]

身重の小林泉美女流最強位はタクシーで先に帰宅、張栩名人・王座、山下敬吾九段、鈴木歩三段の3人は、関係者との懇親会に出席した。

恒例の優勝者による乾杯の挨拶で、
張「本当は負けてましたが、最後はラッキーでした。勝ちを譲ってもらったところがあって、帰ってから(泉美さんが)少し怖いんですけど(苦笑)、1週間くらいマッサージをがんばります」と周囲を笑わせた。
鈴木「内容的にはいい場面が少なかったのですが、クライマックスは楽しんでいただけたと思います。ありがとうございました」
張「皆さんのおかげで、大変楽しい大会でした」


(観戦記:伊勢英介)


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