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それでは、最後に、準々決勝進出ペアのコメントをご紹介しよう。司会は佃亜紀子五段だ。 |
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佃「危なげない連勝でしたね?」
鈴木「危なげなく、というか、難しくて見通しの立たない碁でした。でも、ヨセといえば張栩王座。安心して打てました」
張「一局目より二局目がいい碁を打てました。だんだん流れにのってきた感じがします」
佃「奥様も勝ちあがっておられますけど…?」
張「(笑)できれば、決勝で当たりたいです」 |
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趙「当然の結果なんですけど。(会場爆笑)いえいえ、なにしろパートナーが泉美ちゃんですから」
小林泉美「趙先生が優しい言葉をかけてくださって、伸び伸び打てて楽しかったです」
趙「今回、決勝でご主人と当たっても、愛は捨てて、私たちが勝ちましょうね」
小林「はい(笑)」 |
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吉田「夢のようです。朝、『勝つ気で打ってください』とお願いしたのがよかったんだと思います」
高尾「はい。負ける気で来たのですが(笑)、吉田さんに言われて、そんなこともあるかな〜と。とにかく、二日目に残ったのは初めてなので、めちゃめちゃ嬉しいです」 |
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佃「一局目は半目。二局目も2目半と、接戦を制してこられましたが…?」
結城「本当は中押しで気持ちよく勝ちたいのですが」
矢代「すみません」
結城「いえいえ」
矢代「結城先生が想像以上に強かったので(会場爆笑)、負けたら絶対私のせいだと思って必死に打ちました」 |
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結城「一局目は運がよかった。二局目は、途中で矢代さんがダメ場を打つのでどうしよ〜と思っていたら、最後にその手が働いてきてオオ〜という感じでした」 |
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謝「私が変な手を打っても、覚先生が『よく打ちましたね』という顔をしてくれたのでよかったです」
小林覚「二局目は僕が足を引っ張っちゃったね〜。でも勝ってよかった。がんばろうね。優勝しましょうね!」
謝「はい!」 |
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佃「お二人は、以前にもペアを組まれたことがありますよね?」
山田「それが、岡田さんが覚えておられなくて、朝っぱらからものすごくショックを受けました(会場大爆笑)」
岡田「優勝したら、忘れません」
山田「じゃあ、優勝したいです。覚えてもらうために(会場爆笑)」 |
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依田「疲れました。一年分働いた感じです」
加藤「依田先生が、『僕は一局目に勝ったら二局目は必ず勝つ』とおっしゃっていたのに、負けてしまって…」
依田「僕はペア碁はあまり勝ったことがないんだけど、二日目に残ったときは必ず決勝戦に残っています。今日も二局目は勝つと思ったんですけどね…なぜかというと、 |
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泉美・趙ペアと以前にも対局したことがあるんですけど、そのときは趙先生が恐くて、泉美さんがシュンとしていた。こんな態度では勝てるはずがないと思ったんです。ところが、今年は趙先生が優しいじゃありませんか。ペア碁は、人間も成長させる素晴らしいゲームだと思います」(場内爆笑) |
小西「前に、石田先生がこわいと言ったことがあるのですが、撤回します。今年はやさしかったです」
石田「私もいくらか成長しましたので」(場内爆笑)
佃「お二人も、何度かペアを組まれたことがありますよね」
小西「はい。もう、石田先生が考えていることが手にとるようにわかります」 |
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石田「小西さんとは、第一回大会のとき、決勝で当たったことを覚えています。橋本昌二先生と小西さんが組んでいて、私たちのペアが負かされたんです。そのとき、普通は女性棋士が手を渡すものですが、橋本先生が小西さんに手を渡していたのが忘れられなくて」
小西「懐かしい話をありがとうございます」
石田「運よく残ったので、また、がんばりましょう!」 |
準々決勝は12月9日(土)に行われる。どんなドラマが待ち受けているか…お楽しみに! |
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