二連勝で枠抜け。二連敗で脱落。一勝一敗のペアが9路盤にて準々決勝進出決定戦を行う。というルールは昨年同様だ。ファンとしては、(やむを得ないことなのだが)連敗で姿を消していくペアのあることが惜しまれる。
なんと言っても「サイン」「記念写真」の一番人気は梅沢由香里五段。梅沢・河野ペアが敗れると、会場からはため息がこぼれたものだった。
また、「優勝」もささやかれていた、万波・山下の棋聖ペアも、まさかの連敗。「一局目は私がだめにしました」(山下)、「二局目は私のせいです」(万波)と互いに自分を責めて反省しきり。
井澤・王ペアも実力が発揮できぬままに敗退。井澤三段は無念そうな笑み。王九段は寂しそうに会場をあとにした。
二回戦、最後までもつれたのは矢代・結城ペアと、大沢・羽根ペアの一戦。2目半勝ちをおさめた矢代・結城ペアは、見事連勝で枠抜けを果たした。
|