本大会は、今年から競技方式が変わり、二つのブロックに分かれて二組の優勝ペアが決定される。この二組は、昨年新設された「世界ペア碁協会」主催の世界大会に参加する資格も得られる。
棋士たちの間では、「世界大会前には、合宿もするそうだよ」とささやき声。皆、早くも、「自分が優勝する」イメージをふくらませている様子だ
和やかな雰囲気の中、いよいよ、抽選会がスタートした。
まず、ペアの抽選。この日出席の女流棋士が、順番に壇上にあがり、箱の中からアルファベット文字の書かれたボールを引いていった。
向井三段はドキドキした様子で、奥田二段に「すぐに順番が回ってくるね」。
初出場の石井茜初段と兆乾初段が壇上にあがったときは、皆から改めて、暖かい拍手が送られた。
約半分の女流棋士が引き終えたところで、続いて、この日出席の男性棋士がボールを引いていく。
が、神様がじらしているかのように、なかなかペアが決定しない。片岡聡九段が「B」を引いて石井初段とのペアが決定したかと思いきや、「B」は聞き違いで、まだ空白だった「G」だと判明。片岡九段が「残念!」と声をあげ、会場は笑いに包まれた。
その後、歓声や悲鳴(?)が飛び交いながら、続々とペアが決定。今年のドラマをつくるペアたちは、以下の通りとなった。
ペアが決定されるや、続いては、対局カードの抽選会がスタートした。今年から、A、B二つのブロックに分かれたトーナメント戦となるため、今回の一回の抽選のみで、優勝までの対戦ペアも限定されることになる。
どちらのブロックに振り分けられるのか…一回戦で勝つと、次はどのペアと対戦することになりそうか…参加棋士たちは、壇上に置かれたトーナメント表のパネルに食い入るような視線を送りつつ、抽選会を見守った。
注目の抽選結果は、以下の通り。文字どおり、「夢の対局」が目白押しだ。
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