大沢・趙ペアと小西・坂井ペアの一戦は、白番の大沢・趙ペアが布石でじっくりとした打ち回しを見せ、レドモンド九段の解説によれば、「白の打ち方は(6目半の)コミ碁の見本」となる進行。その後、お互いに模様を張り合い、荒らし合う展開となった。
「趙先生は負けると、この大盤解説会場に乱入してくるのですが、今年は勝っているので、現われませんね」というレドモンド九段の言葉に、ここ数年続いていた「趙十段の乱入」⇒「趙&レドモンドにわか解説会」⇒「場内大爆笑」を知っているファンから笑いが起こった。矢代五段も「趙先生の解説を聞きたいし、でも対局にも勝ってほしいし、複雑ですね」。 |